【合格体験記】AWS認定試験~アーキテクト6冠までの道~
AWS認定試験取得の記録
AWS認定試験のアーキテクト系試験を6冠達成しましたので、記録を総括していきたいと思います。
まずは、各試験の取得日と点数です。
取得期間は約3か月とかなりのスピードかと思いますが、AWSの試験は基本的に同じサービスの掘られる深さが異なるだけなので、上位資格を取得する予定があれば、継続して取得することをおススメします。
認定資格 | 日付 | 点数(合格点) | 試験コード |
---|---|---|---|
クラウドプラクティショナー(CLF) | 2020/6/27 | 755(700) | CLF-C01 |
ソリューションアーキテクト-アソシエイト(SAA) | 2020/7/26 | 725(720) | SAA-C02 |
SysOpsアドミニストレーター-アソシエイト(SOA) | 2020/8/10 | 731(720) | SOA-C01 |
Developer-アソシエイト(DVA) | 2020/8/29 | 829(720) | DVA-C01 |
ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル(SAP) | 2020/9/11 | 819(720) | SAP-C01 |
DevOps エンジニア – プロフェッショナル(DOP) | 2020/9/26 | 762(720) | DOP-C01 |
取得のきっかけ
こちらの記事で書いている通り、仕事の関係でシステム移行の検討を行うことがあり、何も知らない状態では話ができないと思い、取得に踏み切りました。
この時点ではパブクラの知識は全くのゼロでした。オンプレでのサーバ構築は経験していましたので、システムの基本構成(特にインフラ周り)はある程度把握していたのがパブクラの勉強にもつながったと思います。
試験の(個人的)難易度
個人的に難易度を付けるとしたらこんな感じです。
難易度 | 試験名 |
---|---|
★★★★★ | ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル(SAP) |
★★★★☆ | DevOpsエンジニア-プロフェッショナル(DOP) |
★★★★☆ | ソリューションアーキテクト-アソシエイト(SAA) |
★★★☆☆ | SysOpsアドミニストレーター-アソシエイト(SOA) |
★★☆☆☆ | Developer-アソシエイト(DVA) |
★☆☆☆☆ | クラウドプラクティショナー(CLF) |
やはり当たり前ですが、上位資格に行くほど難しいです。ただし、SAAとDOPはあまり難しさ的には変わらないのかなと思います。
自身の得手不得手もあると思うので、得意な分野から攻めてみるのも良い手段ではないでしょうか。
受ける順序としては、CLF ⇒ SAA ⇒ SOA ⇒ DVA ⇒ SAP ⇒ DOP が良いのではないでしょうか。ソリューションアーキテクトが一番出題されるサービスが多いので、広く勉強が必要なので、そこからDVAやDOPなどの専門的な知識が必要なものに挑戦すると勉強しやすかったです。
認定試験合格のコツ
AWS認定試験を受験しようと思っている方は、まずシステムの構成を勉強されると良いかと思います。
FWやルーティングなどのNW周りとストレージの種類(オブジェクトストレージ、ファイルストレージ、ブロックストレージ等)を含んだサーバ構成などは必須です。JAVAやPythonなどのミドルウェアと呼ばれるアプリケーション実行環境はそこまで知らなくても大丈夫です。
AWS認定試験はあくまでも、「システムをAWSで構築・運用するにはどうしたら良いか、AWSのベストプラクティスに沿った解答を選択しなさい」という問題構成なので、アプリケーションの中身よりも、全体構成の方が問われます。
試験勉強で躓いたときは、AWSのベストプラクティスに戻って考えましょう。試験のレベルが上がった時には、要件の把握が難しくなり、実現できる構成もより難しいものになるという流れです。
「基本に忠実に」を第一に各サービスのメリット・デメリットを押さえて勉強を進めていきましょう。
取得してよかったこと
勉強する中で、システム全体の知識が増えたことが一番良かったのではないでしょうか。長くシステムをやられている方にとっては当たり前のことかもしれませんが、NW/サーバ/アプリとどういった構成でできていて、うまく運用するためにはどこに重きを置くのかといった議論ができるというのは、非常に有力なツールだと思います。
「資格なんて意味がない。」と言われる方もいらっしゃいますが、私は少なくとも初対面の方に、自分が会話できるレベルとして、このぐらいは大丈夫です。というアピールができるので資格を取って無駄はないと思っています。
また、単純に勉強する中でいろんな技術に興味をもってキャッチアップできるようになったのが、今後の財産になるかなと信じています。何事も習慣が大事ですね。
拙い文章で恐縮ですが、少しでも参考にしていただければ幸いです。