ゆで卵の戯言

26歳SIer勤務の男の戯言です。

【映画感想】355

はじめに

映画「355」はサイモン・キンバーグ監督が手掛ける、5か国の女性エージェントが巻き起こす、爽快アクションスパイ映画です。
「355」とは18世紀アメリカの独立戦争時に実在した女性スパイのコードネームであり、とある事件に関わる各国女性スパイを巻き込んで第三次世界大戦を防ぐストーリーです。
サイモン・キンバーグ監督は、「Mr.&Mrs.スミス」で脚本デビューすると、大ヒット作を連発し、「X-MEN」シリーズや「ジャンパー」などに脚本で参加し、2019年に「X-MEN:ダーク・フェニックス」で初監督を果たしていて、「355」は監督としては2作目となります。
ちなみに、公開を控える「ナイル殺人事件」では製作総指揮をとっているので、こちらも要注目です!

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公式サイトより引用

当記事はネタバレを含みますので、ご注意ください。

あらすじ

「南米であらゆるセキュリティをかいくぐり、世界中のインフラや金融機関を攻撃できるデジタルデバイスが発明された。」という情報が、アメリカCIA本部にもたらされた。
そのデバイスが闇マーケットに流出しようとしているため、それを阻止するため、CIAの女性エージェントのメリスと男性エージェントのニックをパリに送り込む。メリスはCIA最強と言われる格闘スキルを持っており、人間不信の一面もあるため、基本的に一人で過ごしてきた。ニックとは旧知の仲でありつつも、いがみ合いながら任務に挑もうとする。
しかし、任務直前にニックと急接近し、テンションが上がったままカフェでの荷物受け渡しに向かう。

すると、突然カフェの女性店員が荷物を持って走り出してしまう。それを追うメリスと、デバイスを運ぶコロンビア特殊部隊要員ルイスを追うニック。
実は女性店員はドイツBNDのエージェントであるマリーであり、マリーが持って逃げた荷物はCIAが用意した現金で、デバイスではなかったため、再度デバイスを奪取するためルイスを探す。
メリスは女性店員を見失い、ニックはルイスを追い詰めたものの、背後から別の人物に殺されてしまう。CIAのボスからニック死亡の話を聞いたメリスはデバイスを取り返すため、ある人物に助けを求める。
その人物とは、イギリスMI6のサイバーエージェントであるハディージャである。ハディージャは現場を離れ、研究者として活動していたが、ニックが殺されたと知り、メリスを手助けすることを決心する。
そのころ、ルイスはホテルで精神科医であるグラシエラと話をしていた。実はグラシエラはコロンビアの諜報部隊の心理学者であり、デバイスをコロンビアに持ち帰るよう段取りを組み、デバイスを運び出そうとする。
バイスを運ぶルイス、それに付き添うグラシエラ、それを単独で追うマリー、メリスとハディージャのペアが漁港に集結した。対峙したメリスとマリーは前回の因縁もあり、壮絶なバトルを繰り広げる。そんな最中、突如ルイスが銃撃されデバイスを男に奪われる。
メリス、マリー、ハディージャが男を追うが船で逃げられてしまう。
マリーは警官のふりをしてグラシエラをホテルに連れ去って、事情を話そうとするが、そこにメリスとハディージャが飛び込んでくる。一触即発の雰囲気が漂うが、何とか場を沈め、デバイスを追う方法を考える4人だったが、実はルイスがデバイスに追跡装置をつけており、グラシエラに託していたのだった。そのため、グラシエラを連れて4人でモロッコに向かう。

ロッコではデバイスの運び屋と4人の女性エージェント、運び屋を狙う殺し屋のバトルが繰り広げられ、何とか4人はデバイスを奪い返すことに成功する。
CIAの拠点が一番近かったため、メリスのボスにデバイスを受け渡し、任務完了となったかに思われた。
だが、テレビで飛行機墜落のニュースを見て、メリスは再びCIA拠点に戻ると、そこにはボスの死体だけが残され、デバイスは持ち去られていたのだった。

4人は上海の闇マーケットに出品されるとの情報を手に入れ、奪い返す作戦を決行する。しかし、そこで見たのは死んだはずのニックであった。
実はニックはデバイスを買い取ろうとする男の手下として動いており、見事デバイスを落札することに成功したのだった。
会場で爆発を起こしセキュリティに見つかったが、闇マーケットの司会者だった女性に助けてもらう。実は、この女性は中国のスパイであるリンであり、デバイスをもとに世界中の犯罪者の情報を得ようとしていたのだった。そして、ニックが持ち去ったデバイスは偽物だったと判明する。
こうして集まった5人だったが、そこにニックが急襲し家族や大事な人物を殺され、デバイスを再度奪われてしまう。
果たして5人は無事デバイスを取り返し、第三次世界大戦を防ぐことはできるのか。。。

感想

序盤からかなりアクションも多く、非常に爽快なやり取りが繰り広げられるため、観ていて飽きない構成になっています。
スパイとして生きる女性の強さと、強くても一人では生きていけない部分の両面がとても良いコントラストで描かれています。ただ、終盤の襲撃を受けた後の立ち直りは若干早すぎるなぁと思いました。さすがにそれは人として強すぎると引いてしまうほどです、、笑
全体的に、スパイの奥深さというか内部に深く潜入したり、解き明かすような部分はないので、女性アクション映画の一部にスパイという設定が入っていると見た方がすっきりと観られるのではないでしょうか。
結局、強い女性が男どもをなぎ倒して平和を手に入れるというストーリーですが、アクションにはかなり力が入っているように見えましたので、そういったアクション映画が好きな方はぜひご覧ください。


以上、「355」を観た感想でした。爽快アクション映画を観たい方にはおススメです!
最後までご覧いただきありがとうございました。

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