【合格体験記】AWS認定試験~CLF編~
はじめに
少し前のことですが、AWS認定試験-クラウドプラクティショナー(CLF)に合格した(2020-06-27)ので、合格までの道のりを書いておこうと思います。
前提知識
当時私はSIer勤務2年目、オンプレミスでのサーバ設計・構築を担当しており、AWSは全く触ったことがありませんでした。
経緯
なぜ、AWS認定試験を受けようかと思ったかというと、、
システム会社に勤めている方ならわかっていただけると思いますが、システム更改の時期が来ていて、流行りに乗ってAWSに移行するか!という謎の計画が産声を上げていました。
何も知らない状態で移行計画なんて立てられるわけもなく、仕方なく勉強を始めました。
そもそもAWS認定試験って何?
AWS 認定は、業界で認められている認証情報でクラウドの専門知識を認証し、学習者が信頼性と自信を築くだけでなく、組織が AWS を使用してクラウドを主導していくスキルのあるプロを識別するのに役立ちます。
だそうです。つまり、AWSを利用する人に自信とスキルを身に付けることをサポートします!ということですね。
その中にも様々な試験が存在し、今回はその中でも入門編として位置付けられている、CLF(クラウドプラクティショナー)について私が通ってきた道をご紹介します。
少しでも参考にしていただけると幸いです。
クラウドプラクティショナーについて
試験を受ける前にまずすることは、公式サイトで試験の時間や費用を確認します。
このページには、受験対象も記載されていますが、こちらはあくまでも目安なので、気にする必要はありません。
試験ガイドも見てもらえれば分かりますが、CLFはAWSに限らず、パブリッククラウドを利用するメリットを理解することが第一です。そのうえで、そのメリットをAWSで実現するためにはどのサービスを利用すれば良いのかが問われます。
試験に向けて
試験ガイドで出題範囲や傾向を読んだら、いよいよ試験に向けた準備です。
公式サンプル問題
これを最初に取り組みます。実際の試験形式で20問挑戦できるので、試験感覚を身に付けましょう。
点数が取れなくても全く問題ありません。感覚をつかむことが大切です。
模擬試験
AWSが公式に出している有料の模擬試験があります。(今では無料に、、、)
ちなみに、2000円~4000円かかっていたサンプル問題が、AWS SkilBuilderで無料提供されているので、ぜひ活用して下さい!
初回は右上の「登録」から登録していけばOKです。
他の試験問題やラーニングパスも提供されているので、登録しても損はないと思います。
ホワイトペーパー
CLFではあまりそこまで深い知識は問われませんが、AWSの各サービスについて詳細に知りたい場合は、ホワイトペーパーを活用しましょう。
各サービスを利用したベストプラクティスについて詳細に記載されています。試験ではベストプラクティスに基づいた解答を求められるため、きちんとAWSの推奨している構成等を把握しておくことが大切です。
参考書
ホワイトペーパーを読むのがしんどいという方は、AWS認定資格の参考書をおススメします。
出題範囲のサービスについての説明や、参考問題まであるので、一冊で合格ラインまではいけるのではないでしょうか。
私がおススメするのはこちらです。
AWS認定試験対策 AWS クラウドプラクティショナー [ 山下 光洋 ] 価格:2,618円 |
他にもたくさん出ているので、本屋で手に取ってみてください。
試験準備
AWS認定試験を受けるためには、アカウント作成が必要です。
こちらからアカウントの作成に進み、登録してください。この時のアカウントは通常のAmazonのアカウントです。
プロフィール登録画面はなぜか、日本語対応していないため、英語表示で入力すると間違えません。
アカウント作成が完了したら、試験予約を行います。テストセンターはPeasonVUEかPSIを選択でき、最近ではオンラインでの自宅受験も可能になっています。ただし、オンラインの場合は受験するデスクの周辺環境が整理されていないと片付けるよう注意されることもあるので、状況をみて選択してください。
免許証などの顔写真付き身分証明書と、クレジットカードなど別で証明書するものが必要なので注意してください。
試験当日
テストセンターの場合は、会場と時間帯にもよりますが、かなり混んでいて、試験開始までに受付が終わらないこともあるので、余裕をもって会場には行くようにしましょう。また、空いていれば待たずに予定より前に受験することも可能です。
試験結果は合格or不合格のみパソコン画面に表示されます。点数は後程メールで送られてくるレポートを確認しないとわかりません。テストセンターでもらえる受験レポートには記載されていないので、表示された結果をしっかりと見ておきましょう。
所感
私はあまり時間をかけられず、計2週間(30時間弱)で受験しました。
結果は、755点(700点以上で合格)でした。
時間が取れなかったことが、結構点数に表れました。。
個人的にはインフラエンジニア(特にサーバ周りを中心に)をしていたので、インフラ知識(NWやシステム全体像)が理解しやすかったので、頭に入れやすかったです。
インフラ未経験で取得する予定の方は、ホワイトペーパーの構成図をよく見て、どのサービスがどこにあって、どういう役割をしているのかをしっかりと理解することが大切です。パブリッククラウドは基本的に、オンプレミスのインフラをインターネット上で手軽に使えるようにしたものなので、その辺も含めて理解していけば良いのではないかと思います。
あとは、余裕があればハンズオンなどで実際にAWSを使ってみるというのも理解を早める一つの手だと思いますので、チャレンジしてみてください。(課金には気を付けてください。月に1000円程度でも忘れているとへこみます。。。)
少しでも皆さんの参考にしていただけたらと思います。